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ばね指治療

【症状と原因】
指の関節を曲げたり伸ばしたりするときには腱(けん)が作用しています。そして、腱はひも状のもので、鞘(さや)である腱鞘(けんしょう)につつまれています。特に手の母指(親指)などを使いすぎることで、その部分に炎症がおこると指の付け根に痛みや腫れ、熱感などが生じます。この状態が腱鞘炎(けんしょうえん)呼ばれ、これが進行(悪化)すると、時に指が曲がったまま伸びなくなり、力を入れて伸ばそうとするとポキッと音を立てて動くような“ばね現象”が生じます。これがばね指です。
【参考資料:エーザイ株式会社 リーフレット】
ばね指

【ばね指の発生しやすい場所】
ばね指の発生しやすい場所
一般的に、ばね指は母指や中指の手のひらの付け根の部分に発生しやすい。
※ばね指は主に妊娠時や、産後または30~50歳代の女性に起こることが多く、右手の親指に最も多く発生するといわれています。

【治療】
1.保存療法1
(リハビリ、物理療法)

できるたけ、患部の安静を保ち刺激を少なくします。症状によっては、固定材料を当てて固定することもあります。
また、患部への低周波治療、半導体レーザー治療などを行い、痛みや腫れを軽減させます。合わせて、消炎鎮痛剤やシップなどを処方いたします。
半導体レーザーによるばね指の保存療法
※半導体レーザーによるばね指の保存療法
痛みのある部分に5分程度、レーザーを照射します。この治療の際は特に不快感はありませんのでご安心下さい。

2.保存療法2
(注射による治療)
腱鞘内に局所麻酔剤入りのステロイド注射をして、患部の炎症を抑えます。

3.手術療法
上記の方法で症状の改善がみられない場合や、ばね指の状態が悪化(指が曲がったまま伸びない状態が頻繁に起こる)してしまった場合などに手術を行います。この手術は、炎症によりスムーズに動かなくなってしまった腱と腱鞘の問題を、腱鞘の一部を切開することで解決させます。これにより、腱の滑りが良くなり、正常な指の動きが戻ります。手術時間は30分程度、手術による傷は1㎝程度の小さなものですみます。
【参考資料:エーザイ株式会社 リーフレット】
ばね指治療

【手術時の流れ】
1.手術の予約
ばね指の手術を希望される場合、診察をした上で、まず手術の予約をしていただきます。親和クリニックの診療時間の中で担当医師と患者様の手術日程の調整をいたします。また、この時に手術重要事項説明書と同意書をお渡ししますので手術当日にご提出いただくことになります。

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2.手術前検査
予約時に、出血傾向や感染症等がないかどうか、手術前の血液検査を行い当日に備えます。

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3.手術当日
予約時間の15分前には来院していただきます。ばね指の手術時間は手術前の準備や手術後の消毒処置等(包帯を巻きます)を合わせ、30~40分程度を要します。帰りは一人で歩いて帰れますので付添いの方がいらっしゃらなくても結構です。

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4.手術後
手術当日から数日は患部を清潔に保っていただき、合わせて消毒処置等を行いますので数回通院していただきます。また消炎鎮痛剤や抗生剤などの飲み薬も処方いたします。通常、抜糸は手術から1週間後です。家事仕事や過度の手指を使う仕事は1週間程度避けていただくことになります。

※手術後(抜糸前)の患部(手指)の使用頻度、使用の加減等については担当医師にご確認下さい。

【ばね指治療のアドバイス】
ばね指は、いったんそうなってしまうと完治するまでに長い時間がかかることで知られています。手指のことですから、どうしても生活しながら(安静にしにくい)の治療になりますのでこれも仕方のないことなのですが、指の動きが悪かったり、痛みがあったりしますと生活に支障をきたすことになりますので、やはりご自分に合った、症状改善のための治療をしっかり選択する必要があるのです。

【ばね指の治療方法・選択のためのポイント】
 
保存療法1
(リハビリ治療)
保存療法2
(患部への注射)
手術療法
内容
電気治療やレーザー治療、温熱治療。または固定などで炎症をコントロールする。 患部に局所麻酔薬とステロイド薬の注入する(腱しょう内注射)。 手術で、中の腱しょうを切開し腱の滑りを良くする。
効果
治療した時はいいが、またすぐに炎症症状が出現することが多い。効果が出にくい。 注射後すぐに痛みが消えことが多い。しかし、再発することも少なくない。 根本的な治療なので、指の引っかかりも解消し、痛みも出にくくなる。
治療回数
(参考)
数カ月~年単位で、週に3~4日程度の通院を継続。 何度も繰り返しできないが、症状によって実施可能(月に1~2回程度)。 基本的に1回の手術でいい。手術後は数日消毒のため通院必要。
費用
リハビリ通院での自己負担:1回あたり330円 注射の際の自己負担:1回あたり800円程度 手術時の自己負担:7,000円程度
留意点
改善するまでに長期間必要。 注射当日は患部を水に濡らさないようする。安静などの一定の配慮は必要。 手術後、包帯を巻き、数日は患部を清潔に保つ。消毒と安静が必要。約1週間後抜糸。
※費用は3割負担の方の場合の自己負担額を示しています。(H20.2月現在)


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