投稿日:2014年9月5日|カテゴリ:医療情報

どんなケガでも基本的には一緒ですが、特にスポーツ外傷(スポーツ現場で「ケガ」が起こったときに)で、病院や診療所にかかるまでの間、損傷部位の障害を最小限にとどめるためにおこなう方法を「応急処置(RICE処置)」といいます。
この応急処置を適切におこなえば、スポーツ復帰なども早期に果たすことができます。
しかし応急処置をしなかったり、不適切な処置をおこなうと復帰まで時間がかかりますのでこのRICE処置は理解しておして絶対損はありません。 RICEとは、R=Rest(休息、安静)、I=Ice、Icing(アイシング、冷却)、C=Compression(圧迫、圧迫包帯 、止血)、E=Elevation(上げる、患部を高くする)という意味です。

Rest(休息、安静)

捻挫や挫傷、打撲などの際、すぐに寝かせるあるいは座らせるなどをして体を安静状態にします。
安静状態をとることで患部の負担を軽減させ症状の進行や悪化を防ぎます。

Ice、Icing(アイシング、冷却)

患部やその周辺を冷やします。圧迫包帯(次に説明するCompression=圧迫、圧迫包帯)のあと、氷のうやアイスパックなどで冷却しましょう。 直接皮膚にあてるよりも包帯や2枚以上に折りたたんだタオルなどの上から徐々にやや時間をかけるような感じで冷却を施すと効果があります。尚、アイシング中は、凍傷を起こさないように注意して下さい。
(※アイシングを行っていると患部の皮膚感覚が麻痺してきますので凍傷を起こしてしまうほどの冷たさでも気づかないことがあります) アイシングは、冷却をすることで血管が縮まり内出血や腫れの進行をおさえ、消炎・鎮痛効果をもたらします。

Compression(圧迫、圧迫包帯 、止血)

打撲や捻挫は、皮膚表面に傷や出血がなくても、内部では組織が損傷し出血など起きています。
これを放置してしまうと、患部の腫れや出血が進行し、痛みを増強するほか組織の回復力が遅くなる原因にもなりますので、この圧迫(圧迫固定)で出血などを最小限にとどめることが大切なのです。

Elevation(上げる、患部を高くする)

患部を心臓と同じ高さかもしくは心臓よりやや高く上げることで、患部に血液が流れ込むのを防ぎますので出血や腫れの進行を緩和させる効果があります。腕や手のケガなどの場合は三角巾を使って腕をつっておくと効果的です。膝や足首のケガの場合は、身体を横にして、箱や枕などの上に足をのせ、患部を高い位置に保ちましょう。